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April 16, 2007
take it easy
ich wuerde sagen: take it easy...
wir bekommen das schon irgendwie hin.
cu
「気楽にいこう、なんとかなるさ。シー・ユー」
ドイツの友人とお互いの学生で立ち上げようとしてる共同プロジェクトで、既存のワクの中でまだまだ神経質でいるのは、むしろ自分自身である。
ドイツの友人と、毎日のようにメールとskypeで話をしたり、興味をもっている学生と話していると、まさに刻々と私自身の意識と計画が変わってきている。実際学生たちの方が、Work in Progressを心得ているようで、自分たちのプロジェクトの作り方で幾らでも計画の行方は変わっていると自覚しているよう。
なんて思いながら帰宅したところ、とどいていたのが友人からのメールである。
なんだか、大学院時代に戻って、悪だくみをしているようで毎日ワクワク楽しくなっている。
産むがやすし。っていうか、始めると始まる。始まっちゃう!始まっちゃったみたい!!!
投稿者 raumraum : 10:30 PM | コメント (0)
April 13, 2007
skype2
2回目のskype交信成功。とにかく準備期間がなかったから、共同プロジェクトが4月からできるのかできないのかさえもわからないスタート。
「始めよう始めようと言ったけど、時間がもうないじゃないか!」
と、相手は思いっきりストレスを感じたようだ。
。。。ええ〜、私は何ヶ月か前からメールは送ってたじゃない、具体的な案を送ったのも数週間前なのに。。。。ああ〜、でもわかっている。普通外国の誰かと共同プロジェクトを始めるのに、こんなバタバタでは、実現しない。。。などと思っていると。。。
「とにかくこれから学生にメールを送ってみて、やりたい学生がいるかどうか探してみる!」
「(見切り発進で、)スケジュールもプロセスの中で決めていこう!お互いの学生のSkype交信だって、なんとかなる!」
というのが、あっちの言い分。
あっちの性格も、私以上に計画性なし。その割にこういった見切り発進のものに対して前向き。。。ありがたい。というか、古い知り合いだからお互いわがままをいえるというもの。
その結果、こちらからはかなり綿密な予定表をつくって送ったのだが
「とにかく週末また話そう!」と、なんだか2回目の打合せも、詳細は決まらず終わった。
しかし、大きな不安はつきまとうものの、それでも良いのではと思いながら、skypeを切る。大学の授業は、それこそ計画されてしまっている。しかし、こういったインターカルチュラル・コミュニケーションを目的としたプロジェクトを進めていく上で、計画を立てていくのは「学生」自身である。そもそもWork in Progressのプロジェクトをしようとしているのだから、どんどんそのつど、計画を立てていけば良い。
コミュニケーションとは、用意されているものではない。一つずつ段階を踏んで組み立てていくものである。それは、電話等がなかった時代も、通信手段が進んだ現代もかわらない。時間がかかったやりとりも、今日のせわしない通信のやり取りも、ある質をもったコミュニケーションを展開するには、それだけの密度と深さが必要である。
投稿者 raumraum : 06:21 PM | コメント (0)
April 12, 2007
skype
はじめて、skypeを使ってみた。skypeとは、PC越しに無料通話できる音声通話用フリウェアである。ドイツの友人が教えている学生とうちの学生とでやろうとしているプロジェクトの打合せのためである。オンラインで映像のやり取り等をしてみたいと思っている。
開口一番、「覚えてる? Aが、あの頃やっていたプロジェクト?」あの頃とは、1993年ケルンメディア芸術大学にいた頃のこと。大学の共通の友人が、当時日本人のペンフレンドと映像交換プロジェクトをやっていた。それぞれの国で撮影した素材を郵便で送って、相手に編集してもらう協同制作。でも、打合せのやり取りをしてたりすると、映像素材が送られてくるまで、あっという間に何ヶ月もかかる。結局たった1本の作品を仕上げるのに、どのくらいの期間やってたんだか、完成したのかも知らない。どうやって連絡とっていたんだか。
私たちの大学は先端の技術を取り入れていたから、すでに私たちはメールをしょっちゅう使っていたし、talk(今のchatみたいなもの)でPC越しに会話したりしていたが、コマンドラインで(もちろんアルファベットで)やり取りしていた。アメリカ在住の日本の友人とさえもアルファベットでやりとりしていた。ましてや日本ではまだ一部のマニアックな人たちが、パソコン通信を一生懸命始めていた頃の話。あの頃にどうやって連絡取り合っていたんだろう。。。なんだかお互い片言の英語で、ファックスでやりとりしていたのか??コミュニケーションをとるなんて、言葉はもとより、通信がとにかく大変だった。
そういえば、他にも最新技術を駆使するべく、そんな共同プロジェクトを色々考えている同僚たちが何人もいたっけな。。。自分自身のことも思い返せば、1992年ドクメンタでは、エレクトロニックカフェというプロジェクトで、画像通信と音声通信に参加させてもらった。技術的なこともさっぱり良くわかっていなかった。たかが一枚の画像を送るのに、本当に大騒ぎだった。
テレマティック。地球の向こう側にいる誰かと一緒に何かに取組むという想像はとても楽しかった。
そんな体験をしていたので、今は使いやすくもなっているだろうけど。。。なんて思いながら、当時ほどそういった日進月歩のテクノロジーにも対して興味もなく、チャットだなんだといわれても、いまさらふ〜んという感じだった。しかしskypeは思った以上に音声が良かった。急になんだかあの頃の実感が湧いてきた。
大学院を卒業してから丸10年が過ぎた。とても不思議な感覚である。当日の友人とその学生とともに共同プロジェクトをしようといっているのである。しかも映像の交換プロジェクト。時代は変わったものだ。今では当たり前のことで、しかもなんとか送れた、届いた。。。なんてことではなく、そういったデータリソースの共有を当たり前のこととして、中身も突っ込んだ制作活動をやろうというのである。
。。。なんて、感慨深く思いながら通信をしている向こうで、「メールの添付が文字化けている!ちきしょう!時代は変わってもトラブルはかわらない!」なんて、キーボードを叩きながら叫んでいる友人の声をリアルタイムでききつつ、また明日ね。といって、Skypeを切った。
今日また打合せをしようとしているのだが。。。時差だけはどうもしがたく、今晩はまだ会えていない。