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February 18, 2008

インタラクション / interaction

「文学の触覚」展(東京都写真美術館、2007年12月15日(土)→2008年2月17日(日))の最終日に滑り込んだ。

インタラクションを使った「アート」が、お目見えするようになって20年はたつ。あれから技術が進み、随分とお手軽に扱えるようになった。でも、インタラクションの抱える問題は、あの頃と本質的に変わっていない。

投稿者 raumraum : 07:10 PM | コメント (0)

February 10, 2008

雪が降った。
帰宅の途上、真っ白な坂道に一筋のひとの足跡が続く。
よくみると、その足跡を遮るように小さい足跡もある。

ねこかとおもって、痕跡を目で追う。
すると、その足跡は、
またひとの足跡をまたぎ、またもどり、
ひとの足跡に寄り添うように続く。

ああそうか
ちいさな犬とその主人の足跡だと気づく。
左右にゆるやかな曲線を描き歩く犬と
うしろをゆっくりと歩く主人と
その足どりのリズムを聞くようでほほえましかった。

おそらくほんの5分前の情景だろうか。

投稿者 raumraum : 07:07 PM | コメント (0)

February 04, 2008

バットシェバ舞踏団「テロファーザ」/ TELOPHAZA by Batsheva Dance Company

バットシェバ舞踏団「テロファーザ」(2/2, 神奈川県民ホール)を見に行った。

ひとことで解釈されることを、やんわりと回避する。その時々のシーンの中で、断片的でまとまりのつかない感触がただよう。見終わったあとにも思考する楽しみがのこる、とても良いパフォーマンスを久しぶりに見た。

芸術監督であるオハッド・ナハリン率いるバットシェバ舞踏団は、国際的にも評価の高いイスラエルのコンテンポラリー・ダンス・カンパニーだ。

30人あまりの群舞。基本的な振り付けはあるものの、細部の仕草はダンサーそれぞれの身体性と解釈の中で、フォルムを描きリズムを刻む。それが、同じ動きをしているはずの群衆の中の、とても微細な個人の存在に眼を向けさせる。


私は、観客がどこに注意を向けたら良いか分からないような場所が好きだ。
私は、観客に選択をゆだね、全てを包括することのできない個々の瞬間を撒き散らす。
観るという私たちの体験は、すべての要素を一度に理解できるということとは関係ない
我々はそれをすべて包括できるとは約束されていない。
それは―――幻影である―――ということはできる。
オハッド・ナハリン(公演パンフレットより)


複雑な政治的背景はあるだろう中で、それとは別にあるいはそういったものも含みつつ多くのものの可能性を示唆し、表現としてのパフォーマンスを丹念に、良質に、つくりあげている。と、感じた。

投稿者 raumraum : 09:38 PM | コメント (0)

February 01, 2008

平成19年度デザイン学科卒業制作選抜展・大学院芸術研究科造形芸術専攻デザイン修了制作展

今年度卒業制作の優秀作品の選抜展および大学院造形芸術専攻のデザイン修了展を日本大学お茶の水キャンパス・アートプラザにて開催いたします。皆様の御来場ご高覧をお願い申し上げます。

期間 : 2008年2月9日(土)〜18日(月) ID・ADコース4年生・大学院生展 (18日は12時まで)
2月18日(土)〜2月28日(木) CDコース4年生・大学院生展 (18日は15時から、28日は12時まで)
会場 : 日本大学お茶の水キャンパス・アートプラザ (日本大学カザルスホール並び、JR・地下鉄お茶の水駅徒歩5分/地下鉄神保町駅徒歩5分)
展示時間 : 10:00〜20:00 (期間中無休) 入場無料

投稿者 raumraum : 02:10 AM | コメント (0)