« Stephen Fry and the Gutenberg Press | メイン | bauhaus2 »
April 24, 2008
bauhaus
本日「bauhaus」展(東京芸術大学大学美術館)のオープニングに行ってきた。
日本で開催されたバウハウス関連の展覧会といえば、近年では十数年前のセゾン美術館や川崎市民ミュージアムの展覧会で、ある程度のことは紹介されてきた感があるが、それでも時の流れの中で、すでに現代の美大生の中にはバウハウスという名前さえ知らない世代が出てきているそうである。
今回の展覧会は、バウハウスのデッサウ財団のコレクションが主に展示されている。デッサウ期のものが中心で260点余の展示物のうち、146点は日本初公開のものらしい。マイスターたちの絵画、ドローイングなどはもちろん、家具、食器などの工房製品、基礎教育習作と資料等かなりの量。はじめて見るものも多々ある。バウハウスを知らない今の美大生にとっては、バウハウスを知る機会となるだろうし、専門家にとっても、実験映像、実験オブジェ、グロピウス設計デッサウ校の校長室再現など、普段カタログや本では味わえない活動が体験できる。
芸術関係の学生さんにはぜひ見てほしい。
それと、日芸生にはぜひ見に行ってほしいと思うが、「芸大コレクション」展のほうでは、日芸デザイン学科の基礎を築いた山脇巌先生の卒業制作も見れるので必見。日本から唯一バウハウスに留学した水谷武彦と山脇巌、そして、水谷先生の芸大門下の学生たちの当時の作品も見れる。
今日は、久しぶりに色々な方々に再会し立ち話ばかりしていて、展覧会は堪能できなかった。映像上映などもあるので、もう一度じっくり静かなときにいきたいと思う。
会期: 2008年4月26日(土)-7月21日(祝・月)
月曜休館(ただし5月5日(月)、7月21日(月)は開館。5月7日(水)は閉館)
午前10時〜午後5時(入館は閉館の30分前まで)
会場: 東京藝術大学大学美術館
投稿者 raumraum : April 24, 2008 11:30 PM