February 15, 2007
レンズ越し / über die Linse / beyond the lens
あまり今まで、ハイビジョンで撮影された映像にさして興味はなかった。より微細なディテールが撮影できても、どの程度今までとは違うものが撮れるのだろうと、あまり関心がなかった。けれど、planet earthをみていると、レンズ越しに映し出される世界に、新たに魅了されてしまう。レンズの魔力はまだまだ可能性をもっているのだとびっくりしてしまう。
しょせん、肉眼に見えているものは、人間の目が知覚できることの範囲。実際に見えているものと、ひとが現実感あふれると感じているものとは違っている。レンズは、目の前に見えているものとは別に、実感が湧いたり、魅了されたりする映像を映し出す、すごいもんだ。
投稿者 raumraum : 02:15 AM | コメント (0)
January 18, 2007
planet earth
我が家では、最近NHKの「プラネットアース」(planet earth)を夢中になってみています。
ハイビジョンがきれいで、まるでCGみたい。。。でも、これは私たちが普段感じている「リアリティのある(と感じてしまう)」イメージとは違う。CGも、仮想とはいえ、カメラ(レンズ)越しにひとつひとつのイメージが切り取られていくものだから、それと同じかしらと思ってしまう。ハイビジョンのように人工のレンズが映し出す高精細は、顕微鏡のなかをのぞくと、より微細な宇宙がレンズ越しに映し出されることと似ていて、いまや我々は目の前の風景をも顕微鏡ごしに見れるようになったのかしらとも考えてしまう。