« 奇人たちの晩餐会 / LE DINER DE CONS | メイン | おもわぬ収穫?/ unerwartete ernte ? »

May 05, 2006

ガタカ/ gattaca

『gattaca』(directed and written by andrew niccol, 1997, USA)のビデオをようやく観ました。いつかは、と思いつつ、なかなか観ていなかった映画です。

 映画のタイトルである『gattaca』とは、DNAの基本分子となる『g=グアニン(guanine)』『a=アデニン(adenine)』『t=チミン(thymine)』『c=シストシン(cystosine)』の頭文字を組み合わせて名付けられたそうです。

タイトル・ロールが、それを暗示させていて、揺らぎながらこの頭文字とともに、配役などが浮かび上がり、控えめで美しい仕上がりになっています。

この暗喩は、本編各所にも表れています。主人公ヴィンセントとジェロームの家の階段は、螺旋階段になっていましたし、ジェロームのセカンド・ネーム"ユージン(eugene)"とは、ギリシャ語で"eugenios=良い、優秀に生まれた”という意味であり、つまり"good gene(優性な遺伝子)"を表し、"eugenics(優生学)"の語源となっているそうです。

das video vom film "gattaca" (regie und drehbuch von andrew niccol, 1997, USA) habe ich gesehen, den ich schon lang sehen wollte.

der titel "gattaca" ist aus kombination der anfangsbuchstaben der vier nukleinsäuren der DNA zusammengesetzt: "g=guanin", "a=adenin", "t=thymin" und "cystosin".

die titelrolle deutet diese bedeutung an. diese vier anfangsbuchstaben tauchen wie schwebend mit namen der schauspielern auf und die sequenz ist sehr zurückhaltend und wunderschön.

dieses metapher erscheint oft im story auch. z.b. die treppe des hauses von der hauptperson vincent als fehlendem mensch und jerome als perfektem mensch ist spiralförmig; der zweitname von jerome "eugene" stammt von griechisch "eugenios - gut, gut geboren". d.h. "gute gene"als der stamm von "eugenik".

物語:
 舞台は近未来。自然受精と人工授精による出産がまだ混在し、遺伝子の優劣操作によって、人々が"適正者"と"不適正者"とで差別されている時代の話。
 主人公ヴィンセント・フリーマンは自然受精による劣性遺伝子をもって生まれた。彼は幼少の頃からの宇宙飛行士になる夢を断ち切れず、家を出てしまい、やがて、優性遺伝子をもちながら事故で下半身不随になったジェローム・ユージン・モローと出会う。ヴィンセントはジェロームと取引し、彼の優性な遺伝子データによって、宇宙局をもつガタカ社の入社試験に合格する。宇宙への思いを胸に、ヴィンセントは日課の適性検査においてもジェロームとして優秀な成績をおさめ、最終的にタイタン(土星の衛星)行きの宇宙飛行士に選ばれることに成功する。しかし、ロケット打ち上げを間近に控え、会社内で殺人事件が発生。事件現場近くから、何年も行方不明となっている"不適正者=ヴィンセント"の睫毛が発見されたことから事態は急転。"不適正者=ヴィンセント"は容疑者とされ、"ヴィンセント"を捜す徹底的な社内捜査が始まる。

投稿者 raumraum : May 5, 2006 12:24 PM

コメント